老人と森丘

ゲームソフト『モンスターハンター』シリーズのプレイ記録、及び雑記です。

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skyrim:舞い降りる災禍

ラームです(ぺこり)

数多くの不具合が発見されている3Gですが、
中でも大物だった剣聖・増弾のピアスが取得できない不具合の修正データが先頃から配布されているようです。
取得条件を満たした上でデータをダウンロードし、3DSのHOMEメニューで起動すれば適用されるとの事。
詳細は公式のサポートページをご覧くださいませ。


公式サポートページ


自分個人としては今回の顛末に物申したい事がかなりありますが、
今も3Gを楽しまれている皆さんにとっては間違いなく良い修正かと思います。
ピアス二種の入手を諦められていた方は、この機会に闘技大会への挑戦を検討されてみてはいかがでしょうか。


さて、それではこの後はここ最近の流れのまま、
その狩場からはずいぶん離れた遠き地、スカイリムでの旅の足跡を記そうと思います。




<追想:舞い降りる災禍>

ある時、私はホワイトランの知り合いからとある短剣を探してきて欲しいとの依頼を受けた。
それがあるという場所はすでに判明していたのだが、
どうやらハグレイヴン(鳥人間とも言うべき、邪悪かつ強力な魔物)がその短剣を所持しているらしく、
手が出せないのだそうだ。


かくして南方の山岳地帯に向かう事に。
かなり足を使ったが、なんとか山中にあるハグレイヴンの拠点を発見。
強襲をかけてハグレイヴン、そしてそれを崇めていると思しき魔術士たちを掃討した。
そうこうして目的の短剣も無事に入手でき、私はホワイトランへの帰途についた・・・のだったが、
山中深くに踏み入りすぎていたせいか、途中で道に迷ってしまった。

とにかく北に戻ればいいだろうという事で、道無き山野をひたすら北と思しき方向に向かう。
そういう感じでしばらく歩いた後、丁度夜が明けて太陽が出た頃に、
私はリバーウッド村※をはるか眼下に見下ろす、見晴らしのいい崖の上に出た。早暁の絶景である。思わず息を呑んだ。
(※スカイリムでの旅を始めて間もなく、大いに世話になった小さな村)

ともかくまがりなりにも知っている場所に出る事が出来た。後は下る道を探せればホワイトランまでの道は遠くない。
もうじきリバーウッドの皆も起き出す頃であろうし、
上手く村の近くに下りられれば久しぶりに村長のジャルデュルや鍛冶屋のアルヴォアに挨拶していこうか。
そう考えて私が崖沿いに歩き始めた途端、朝の澄んだ空気と静寂を切り裂く『声』が轟いた。


ドラゴン。


咄嗟に近くの木陰に身を隠す。
直後、白銀色の鱗に身を包んだ竜──氷の息を吐くフロスト・ドラゴン──が頭上を飛び抜けていった。
ドラゴンの中でも強力な種類である。山歩きで疲労をためた今の状態ではやりあいたい相手ではない。
幸いにして、いや、後から考えれば不幸にしてというべきだった。
ドラゴンはこちらに気付かずに、そのまま崖を飛び越えた。

うまくやりすごせるかと思った次の瞬間、ドラゴンが翼を翻して高度を下げる。
まさか、と思い、そしてその通りだった。
奴はおそらくたまたま目に入ったであろう、崖下の小さな村に目を付けたのだ。

もはや悠長に迂回路を探している場合ではない。私は意を決して絶壁とも思える崖を伝い下りはじめた。
この村に何かあれば、その時は必ず駆けつけよう──その密かな誓いを、今こそ守らねばならない。

崖の半ば、少し広い足場に降り立った私は村の様子を確認した。
ホワイトランからリバーウッドに派遣されていた衛兵隊がすでに弓でドラゴンに対して応戦を始めている。
時折一際鋭い勢いの矢がドラゴンに命中しており、
目を凝らして見やるとリバーウッドに住むウッドエルフのファエンダルが衛兵たちに加勢しているようだった。
少々変わり者の印象を受けるエルフだったが、この際は非常に頼もしく思える。

一つ息をついて、再び足場を吟味しながら崖を下る。急がねばならない。だが足を踏み外せばそれまでだ。※
(※スカイリムには高所からの落下ダメージがあり、あまりに高いところから落ちると死んでしまう)
急いで、しかし慎重に──前にもこんな事が合ったような気がする。


ここまで来れば大丈夫だろう。少し高いところからリバーウッド村の裏手に飛び降りた。
少々足が痺れたが、何の事はない。すぐさま愛用の戦鎚を手に取って、戦闘の渦中に飛び込む。

ドラゴンはよりにもよってアルヴォア宅の鍜治場の屋根に降り立ち、そこを足場にブレスを吐いていた。
家の中にはアルヴォアと妻子がいるに違いなかった。


「“Yol-Toor”!!」


先制としてファイアブレスの“声”を放つ。狙いはドラゴンよりさらに上の空中である。
アルヴォアの家に火を着ける訳にはいかないので敢えて狙いを外したのだが、
奴の興味をこちらにむけるには十分だった。
続けて錬金術の師であるダークエルフから精製法を教わった、強力な特製の毒を矢に塗って数度射掛ける。
奴はたまらず一度飛び上るとこちらを睨みつけ、次は村の中央、リバーウッド・トレーダー雑貨店の前に着地した。
どうやらこちらを肉弾戦で仕留めるつもりらしい。

しかしそれはこちらとしては願ったり叶ったりの状況である。
すでに取り出していた冷気への耐性を瞬間的に高める薬を一息に飲み干し、
戦鎚を握る手に力を込めて駆ける。


『“Krah-Diin”!』


フロスト・ドラゴンの“声”から生まれる氷の息が雪崩の如き勢いで体に叩きつけられるが、しかし致命傷にはならない。
ブレスを突破した私は、渾身の力を以てドラゴンの顎を戦鎚で打ち上げた。

手応えあり。次は奴の頭が下がるはず。
予想通りふらふらと下がったドラゴンの首を足で踏みつけて頭を固定し、大上段からの一撃をそこに叩き込む。
硬いものが砕ける音がして、リバーウッドを襲った白銀の災禍はそれきり動かなくなった。


戦いは終わった。村人達の互いの安否を確認しあう声が響く中、私はアルヴォアの遺体を見つけていた。

守りし者

彼は弓を手に、自宅の方角を向いて力尽きていた。彼の家族を守ろうと戦ったのだろう。

かつてどこの馬の骨とも分からぬ異邦人に、生きるための方策として鍛冶の技を伝えてくれた力強く優しき父親は、
愛する家族とリバーウッドを守るために誇り高く戦い、そして死んだ。
私がもっと上手く立ち回れていれば、彼を死なせる事はなかったのだろうか。
また少し後には奮戦したであろうファエンダルの遺体も見つかり、無念の思いは深まるばかりであった。



リバーウッドに災禍が舞い降りてから一ヶ月ほどが過ぎた頃、私は再び村を通りかかった。
厳酷なるスカイリムの地で生きる人々は逞しい。村人達の様子はもう、ほとんどいつもと変わりがなくなっていた。

作業の音が耐えて久しいであろう、鍜治場の前を通り過ぎる。
見かけるたびに鉄を打っていたアルヴォアの姿が、やはりどうしても偲ばれてしまう。
立ち止まっていると、ふと声をかけられた。アルヴォアの娘、ドルテだった。


いくらか話をして別れる間際、彼女は言った。

「いつか、自分の剣を作るんだから」

継がれる魂

私はその声に、不思議と憎悪や悲しみ、怒りを感じなかったように思う。
尊敬すべき父が歩いた道を、この娘は自分もまた歩みたいのだ。

ならば私には出来る事があるはずであった。
アルヴォアの鍛冶の技は、私がその後磨いてきた鍛冶技術の基礎となっている。
彼の魂を預かる者として、もし時が過ぎてもドルテが望むのであればそれを受け渡さなければなるまい。

ここに、私は再び密かな誓いを心中に抱いた。
まず生活の糧を得るための手段の一つであった鍛冶をさらに磨き上げて、人に伝え渡せるものにする。
そして太古の時にそのほとんどが滅びたはずのドラゴンが次々に復活している件について調査を進め、
可能であればその原因を断つために協力する。

世に聞こえた大職人や、竜封じの英雄になりたいわけでもない。
ただ義には義を以て応えねばならない。それだけの事だ。

望北

勇敢なる我が恩人アルヴォアよ、安らかに眠れ。私もまた、力尽きるその時までリバーウッドのために歩き続けよう。




スカイリムでは街や村に強敵が襲撃をかけてくる場合があり、
そういう場合一緒に戦ってくれた街や村の住民が死んでしまう事があります。
アルヴォア氏の遺体を見つけた時は正直やり直そうかとも思ったのですが、
これもまた一つの流れかと思って敢えてそのまま進める事にしました。
しかしこれで本作のメインである、ドラゴン関連のクエストを進める理由が曲がりなりにもできたといえばできましたし、
Lahmの行動の根幹となるものがようやく固まったようにも思います。
あるいは自分にとってのスカイリムの旅はここからが本番になるのかもしれません。


さて、それでは今回はこの辺りで失礼を致します(ぺこり)
本日もどうぞ、良い旅を!
  1. 2012/05/21(月) 15:27:33|
  2. 狩人の寄り道
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

うーむ、諸行無常というか、リアルな世界ですねぇ。

たまたまリバーウッドの近くにLahm氏が居たから撃退できたものの、居なかったら知らぬ間に村が焼失とかしたりするんでしょうか?

いつの日か、リバーウッドに腕利きの女鍛冶師が誕生するといいですねw
  1. 2012/05/28(月) 23:33:50 |
  2. URL |
  3. かにマジン #rKPxbfVA
  4. [ 編集]

はじめまして。
昔ドス時代に村の皆さんにお世話になった者です。
自分もスカイリムをプレイ中ですが、この事態になったら多分リセットしてしまいます。しかしこのドルテの言葉にはクルものがありました…

あえて許容して見えてくるものもあるのですね。
目からウロコでした。
それでは良き旅路を!
  1. 2012/05/29(火) 00:57:13 |
  2. URL |
  3. モゲヲ #-
  4. [ 編集]

旅人たちへ>かにマジンさん、モゲヲさん

御二方、いらっしゃいませー(ぺこり)

--------------------------------------------------

>かにマジンさん

スカイリムの大地は、特にNPCたちにとってはなかなか厳しいフィールドですね。
購入した乗馬はすでに4頭目ですし(他は全て討ち死に)、
同行を申し出てくれるNPCたちも激戦が終わって気がつくと力尽きている事もすくなくありません。
また他の冒険者の話では、大きな街がドラゴンの襲撃でほとんど壊滅してしまったというような事もあるようです。
しかしいつ呆気ない別れが訪れるか分からないからこそ、
彼らと共に過ごす時間はプレイヤーの記憶に強く刻み込まれるのかもしれません。

ちなみにドラゴンの襲撃のような大事が起こるのはゲーム的にはさすがにプレイヤーの周辺だけでして、
知らない間に村が無くなっていた、というような事はないようです。
もしそういう仕様であれば、さらに多く世界の無常を痛感する事になりそうですね。
このシリーズだと、いつかそういう仕様も盛り込みそうで怖いです(爆)

リバーウッドに再び鎚の音が響く日が来るかどうか。
全て時の流れとドルテ次第でありましょうが、
彼女がそのまま歩み続ける選択を出来得るよう、プレイヤーとして努力をしてみたいと思います。

--------------------------------------------------

>モゲヲさん

どうも、はじめまして・・・といいますか、dosの頃にお会いしていたのでしょうか。ではお久しぶりです(笑)

アルヴォア氏の死亡はゲーム的に見ても取引できる場所が一つ減るわけでして、非常に大きな損失です。
自分もリセットをかけるべきかどうか非常に迷ったのですが、敢えてその時はそのまま進めました。
その結果モゲヲさんが仰る通り新しく見えてきた“道”があったわけで、
これはこれで一つ間違いではなかったと思っているところです。

とはいえ本当に右も左も分からない頃の恩人でしたので、できれば助けたかったというのが本音ではありますね。
自分の場合スカイリムではできるだけリセットをかけずにやっておりますが、
ゲームのプレイ中にミスをした時にリセットをかけるか、それとも敢えてそのまま進めるかは、
ゲームとミスの性質やプレイスタイルにもよる事ですが、どっちが良いとはなかなか判断がつきにくいところです。
その選択の先でさらにそのゲームを深く楽しんでいけるのであれば、どちらでも良いとは思うのですが。

広く厳しいスカイリムの世界は、まだまだ自分の前に様々な物語を見せてくれそうです。
まだしばらくの間はこの旅を続けていこうと思います。
モゲヲさんにも良い物語との出会いが数多くありますよう、心から願っております。

--------------------------------------------------

今回はコメントを頂きまして、本当にありがとうございました(ぺこり)
またいつでも気軽に声をおかけくださいませ。そしてどうぞ、これからも良い旅を!
  1. 2012/06/03(日) 06:24:58 |
  2. URL |
  3. ラーム #UzUN//t6
  4. [ 編集]

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 「未知を歩む森人、道を示す狩人」
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