老人と森丘

ゲームソフト『モンスターハンター』シリーズのプレイ記録、及び雑記です。

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銃槍記・『奔る時代』より

ラームです(ぺこり)

今回は久しぶりに『銃槍記』から一篇をお送りしようと思います。


銃槍が目覚しい飛躍を遂げた第二次発展期も、やがて終局の時を迎えます。
非常に高い性能を得て大成したように見える、銃槍を含む狩猟武器たち。

ともすれば停滞を導こうとする成熟の淀みを、しかしこの時は目覚めし覇王が押し流します。
再び奔流の中へと漕ぎ出した銃槍が進み行く先は・・・。




黒き暴威、“覇竜”アカムトルムの活性化。
ハンターズギルドは総力を挙げて撃退作戦を敢行し、これを退ける事に成功した。
しかし単なる伝承の一つに過ぎないと思われていた覇竜の再臨は各方面に大きな衝撃をもたらし、
それまではやや安定していた時代の流れが、これを契機に一つの転機を迎える事となる。

そしてこの重大事件はまた、武具開発に関わる者達にもまた少なくない衝撃を与えた。
彼らが作り上げた武具たちは覇竜撃退戦においても優れた性能を発揮し、確かに作戦成功の大きな原動力となった。
覇竜の外殻を貫き、その凶猛なる攻撃からハンターの生命を守り抜く事が出来た武具。
だがそれらの性能を用いた、多数の有能果敢なハンター達の波状攻撃を以てしてなお、
覇竜を撃退せしめるまでには長い時間がかかり、迎撃団は結果的に物的・人的に甚大な損耗を被ったのである。


「覇竜のような大いなる脅威をより容易に退けるためには、さらに強力な武具が必要である」


工房組合は協議の末に第二次発展期初期に行なわれたような、工房間の技術交換・共同研究を再度活発化。
また同時にハンターズギルドにも働きかけて“Gクラス”認定区域を活動域とする依頼の受注再開※を決断させ、
それによってもたらされるはずのさらに強靭な、あるいは全く新しい素材による武具の改修、及び新規設計を企図。
ここに銃槍の第三次発展期でもある、大規模な武具の開発計画が展開されていく事となった。

 ※・・・『“Gクラス”認定区域を活動域とする依頼の受注再開』
  “Gクラス”地域での依頼遂行は危険度が極めて高く、
  物資や人材を失った上に肝心の依頼も失敗するという事例が多く発生した。
  このためギルドは「割に合わない」という理由で当該地域を活動域とする依頼の受注を停止していたのである。



~中略~


そして銃槍においては砲撃及び竜撃砲の火力向上が第一とされ、改修や設計が進められた。
この時点でほとんど全ての攻撃属性の付与技術は確立されており、現行機以上に銃槍の打撃力を高めるのであれば、
武器独特の要素である砲撃と竜撃砲に手を加える事が最も有効であると判断されたのである。

この基本方針の下に第三次発展期の銃槍はその性能に手を加えられてゆく。
既製の銃槍は砲身や機構、装薬を全て一から見直し再設計され、砲撃及び竜撃砲の火力が向上。
さらに“Gクラス”の素材を用いた銃槍は、実現不可能とされていた砲撃の火力限界をついに突破。
尋常ではない破壊力を持つ「レベル4」「レベル5」にランク付けされる砲撃威力を獲得する事に成功している。

こうして設計の見直しと砲撃・竜撃砲の強化によって、銃槍はさらに高い攻撃力を得た。
だが一方火力向上の裏側で、これまでの発展のベースとなっていた優れていた部分が犠牲にもなっていた。

設計の見直しに伴う本体重心の移動が、銃槍において最も優れていると評されていた攻撃行動、
防御姿勢を維持しながらの刺突攻撃の打撃力・行動速度を共に低下させてしまったのである。
この攻撃行動によって安定した猟果を得ていた銃槍を扱うハンター達からは不満が噴出し、
「長所を潰す現行の銃槍改修・設計方針は間違いである」というような声が工房組合に多く届いたと言われているが、
工房組合が基本方針を翻す事は無かった。

しかしそうこうしている間に新設計銃槍の重心を利用した連続攻撃技術が流布し始めると、
新設計銃槍が従来の銃槍よりも多彩な連携攻撃を可能としている事がハンターに理解されるようになる。
砲撃の反動と新しい本体重心が重なって可能になった、数々の連携攻撃。
安定した戦術こそやや取り難くなったものの、強化された砲撃を交えた攻め手の多様性が増した事により、
銃槍とその使い手が取り得る戦術の幅は格段に広がっていた。工房の真の狙いはそこに向けられていたのである。
ここに至って新設計の銃槍も本格的にその使い手たちに受け入れられる事となり、
銃槍は『鉄壁堅固の守り』を主とする武器から『応変多彩の攻め』を主とする武器へとその姿を変えていく事になる。


覇王の息吹を受けて、さらなる性能を求めてその姿を変えゆく銃槍を含む武具たち。
当時は外部から「見えざる脅威に過敏に反応しすぎた、疑心暗鬼に基づく動きである」とも評されたこの流れを、
ギルドも武具職人達も、そして我々ハンターも“大いなる脅威の来襲”の確信を得ぬままに推し進めていた。
単に新たに訪れた活況に心が逸っていたのか。それとも何がしかの予感があったのか。

未だもってその疑問の答えは得られていないが、一つだけ確かな事をここに記す事はできる。
それはこの時期が狩猟に関わる者にとって厳しくも心躍る、奔流の時代であったという事である。


(銃槍記・『奔る時代』より抜粋)



この後はP2Gに登場した銃槍のお話を主に記していこうと思います。

P2Gにステージが移行し、ガンランスを手に取った時には少なくない違和感を感じたものです。
近接武器としての基本的な性能を犠牲にして見た目が派手な砲撃・竜撃砲を強化するという流れには、
正直なところ当初好感を持つ事ができませんでした。

ですが使い込んで砲撃を絡めた連携攻撃の幅が大きく広がっている事が分かってくるにつれ、
「このガンランスも面白いなぁ」という感じになり、現在に至っています(笑)
今にして思えばこの小さいようで大きな仕様変更も、既存の銃槍に新しい楽しみ方を与えてくれたという事で、
自分がめげずにスノウギア=ドライブを使い続けられた事に一役買ってくれたのかもしれません。

今なお多くの狩人が冷めやらぬ情熱をもって駆ける狩場、P2ndG。
自分も気合を入れ直して筆を進めて参りますので、お付き合いを頂けます方はどうぞ宜しくお願い致します。


さて、それでは今回はこの辺りで失礼を致します(ぺこり)
本日もどうぞ、良い狩りを。
  1. 2010/06/22(火) 18:43:50|
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  1. 2010/06/24(木) 21:22:52 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

こんにちは!
ガンランスですか、いいですねぇ~★
P2Gもいいですが、tri方面からガンランスへのアプローチにも、個人的には注目していきたい所ですが。

triになぜ、今までのMHシリーズで人気だったガンランスがないのか?
全てはモガ村の老鍛冶師の作る武器にあります。
triにも、今までのガンランスに似た鎗が数本存在しているのです。
ボルボロス素材のラギットランス、迎撃隊専用鎗ブレインフォックス、悲愴の重槍アトローシスタワー…
デザインだけでなく、切れ味や会心率の付き具合から、ランスの突進よりも、銃槍のようなカウンター突きに趣きを置いているあたり…ガンランスへの派生系、もしくは、triにおけるガンランスの失敗作なのでは無いでしょうか。
(ラギットランスが、ラギットランス改で進化が止まってしまうあたり…そして、あまりにも御粗末なその威力。)

さて、モガ村の鍛冶職人、知っての通りガンナーにはとても親切に、そして剣士にはしつこくボウガンの良さと必要の無い弾薬の種類を説明してきますが(笑)
この御老人が頑なに拒否している武器がガンランス。
ガンランスのガの字も出てきませんw(当然です。)

これはおそらく、ガンランスの整備がほとんど不可能な、使い捨ての武器であるということではないでしょうか?
竜撃砲の使用により壊れやすく、また、壊れたら修理ができないのかも。
武器は大切に使って欲しいという、あの老人の言葉から…そんなガンランスを造りたくないという鍛冶師の意地なのかもしれません。

それでも、triのランスにも技術的な進歩がある様で、あの水中での異常な突進力!?
中にモーターやスクリューでも入ってるのでしょうかw
ガンランスの爆発力を、逆に推進力に利用したとも言えなくもないです(笑)
  1. 2010/06/26(土) 15:50:28 |
  2. URL |
  3. nido #SFo5/nok
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  1. 2010/06/28(月) 18:14:32 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

思いを組む>nidoさん

nidoさん、いらっしゃいませー(ぺこり)
お返事が大変遅くなってしまい申し訳ありません;

tri-からの視点でガンランスを考える。大変興味深いアプローチです。
自分はtri-に銃槍が存在しないのを技術の伝播が未だ完全な形で到達していない故であると考えていますが、
なるほどロックラック武具工房やモガの村の武具職人の「好み」であるというのも面白いですね。
例に挙げられたランスなど、やろうと思えば確かに銃槍への派生改造も可能に思えます。

うーむ、しかしさすがに使い捨てではないような気がします(笑)
ですが他の武器と比較して整備がかなり大変だろう、というのは確かでしょうね。
ご指摘の通り本体に結構な無理をさせる武器ですから狩猟から戻るたびに細かいチェックが欠かせないでしょうし、
(他の武器でもボウガンなどはそのくらいの手間があるとは思いますが)
正確な基礎情報が無い状態では「なんでわざわざそんな面倒な武器を・・・」みたいな流れになるのはありそうです。
「壊れたら修理できない」というご意見は、的を得ていると自分は感じます。

そういえばランス水中では速いですよね(爆)
確かに単に泳いでいるとは思えない速さで、ランス本体か盾になにか仕込んであるのかも・・・。
刀身が回転するタイプのものもありますし、この辺り考えを進めていくとまた面白そうです。


従来のシリーズではあったものが無い、というのは普通に考えるとゲーム開発の都合だったりするのでしょう。
けれどもモンハンにおいてはその辺りの極めて『リアルの都合』的な部分にも、
プレイヤーによって彼の世界における何がしかの意味を与えられるような“楽しむ”余地が残されているように思います。
今回nidoさんの遊想を拝見してここは自分と違う、こっちは同じような考え方かなと色々思いを巡らしましたが、
実に楽しかったですし、また得るものがあったと思っております。

こういう楽しみ方はハンターの本道からは若干外れているのかもしれませんが(笑)、
また確かなモンスターハンターの遊び方の一つでもありましょう。
自分で考える、他の方の考えを知る、現場を見る、考えを組み合わせる・・・この遊び方も、実に奥が深いと思います。
お互い頭を柔らかくしつつ付き合っていくとしましょう。


今回もコメントを頂きまして、本当にありがとうございました(ぺこり)
またいつでも気軽に声をおかけくださいませ。そしてどうぞ、これからも良い狩りを^^
  1. 2010/06/30(水) 17:41:00 |
  2. URL |
  3. ラーム #UzUN//t6
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