老人と森丘

ゲームソフト『モンスターハンター』シリーズのプレイ記録、及び雑記です。

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銃槍記・『遺されし教訓』より

ラームです(ぺこり)

暑い日が各地で続いておりますね。
当方は学生さんたちのように夏休みでどっぷりモンハン……
というわけにはいきませんで、それなりに汗を流して働いております(笑)
学生さんたちもご同輩の方々も、熱中症など夏の病気に気をつけて良い夏をお過ごしくださいませ。


さて、今回は銃槍記より一文をお送りします。

銃槍開発が停滞期に差しかかろうとする中、新たな系統の銃槍が不意に姿を現しました。
それは開発していたものが完成したというには、あまりにも不自然なタイミング。

言うなれば、文字通り隠れていたものが時期を待って姿を現したかのような……。




──これは“違うもの”だ。

その銃槍を初めて手にとった時、何故かそう感じた事を覚えている。

たまたま赴いていた街で異形の古龍『ヤマツカミ』の撃退戦に加わった私は、
戦後にヤマツカミの体から剥離した素材の分配を受けてこれを工房に持ち込んだ。
しかし気の遠くなるような永い時を眠って過ごす彼の古龍の素材は、
さしもの工房組合にとっても全く未知の素材であり、加工する事は容易ではなかった。
すぐに武器を作る事はできないとの返事を受けて、私はそれも仕方の無い事だと納得して村への帰途に着いた。

が、村に帰った私が村人たちにヤマツカミの話をしていると、その中でにわかに顔色を変えた人物がいた。
それは、私と愛用の武器たちが日頃世話になっている村の工房主であった。

「次に私の師匠がきたら素材を見せてみると良い」と言われた私は、その日を待った。
工房主の師匠とは私が村に居ついてしばらくして姿を見せるようになった竜人の武具職人で、相当な腕利きである。
なるほど、彼ならばあるいはこの素材を活かす術を知っているだろう。

ほどなくして村を訪れた職人に、私はヤマツカミの素材を見せた。
彼はしばらく黙考していたが、私の顔を見て一つ頷くと、作れる武器の種類を言い始める。

太刀、狩猟笛、弓、銃槍。

意外に思った。
古の技術にも精通している彼ら竜人ならば、太古から生き続ける龍の素材を活かす術を持っているのでは……
とは思っていたが、職人が列挙した武具の種類は、どれも最近になって狩猟武器として認められたものばかりだ。
しかも太刀、狩猟笛、弓は分からなくもないが、複雑な機構を持つはずの銃槍まで作る事ができるとは。

竜人たちが工房組合に先んじて素材の研究を進めていたとも考えられるが、それにしても早い。
私は疑問に思いながらもとりあえず深く問う事はせずに、銃槍の製作を依頼した。

『遺されし教訓』

そして数日の後に銃槍、『龍木ノ槍』が私に手渡された。

それは今まで私が見て来たどの銃槍とも異なる、異質な銃槍であった。
例えば『ビッグスラッガー』のように形状が異彩を放っているとか、そういう類のものではない。
もっと本質的な部分で“これは違うものだ”と感じずにはいられなかった。

木を削り出して作ったかのような(実際に構成材は“龍木”なのだが)外観。
銃槍の基本形である中折れ式は採用されておらず、独自の設計が用いられている事が窺える。
先端には一見撃針も銃剣も見当たらず、どこで斬るのか今ひとつはっきりしない。
(私は先端の金具にある突起で引っかけて斬っている“つもり”なのだが、手応えとしては違う気がしている)

しかしその異様な外観とは裏腹に、武器としての性能は優秀であった。
雷光虫由来であろう麻痺属性は様々な局面で有効であったし、
また木製のような外観に反して耐火性も非常に高く、
搭載されていたレベル3相当の拡散型砲撃の爆炎と衝撃にも十分耐えていた。
(この拡散型砲撃もどこから相当の爆炎を噴射しているのか、ついに付き止める事ができていないが)

そしてその武器性能の優秀さは、私にある確信を抱かせた。
この銃槍は昨日今日で設計ができあがったものではない、と。

自分の武器の事を知ろうと問いかける私に、しかし製作者である職人は黙して語らなかった。
この武器が竜人族秘伝の製法で作られている、という事以外は。


ここから先は私の推論である。

銃槍は、おそらく遥か昔にすでに一度歴史に姿を現していたのではないだろうか。
それはおそらく今の銃槍とは性能こそ似通ったものだが、基本的な機構が全く異なるものだったのだろう。
『龍木ノ槍』はその名残が竜人族に密かに受け継がれてきたもので、
同じような性能の銃槍が再び一般的になってきた事で世に現れたものなのだ。
当初は私も半信半疑であったが『ジェネシス』などが姿を現した今、私はその思いを強めている。

しかし何故、一度歴史に現れた銃槍は姿を消したのだろうか。
そして竜人たちはなぜこの技術を受け継ぎつつも、世に出す事を長い間してこなかったのか。
彼らの技術供与があれば、おそらく銃槍開発はもっとスムーズに進んだはずだ。


考え得る事は、銃槍という存在を封印しなければならないような出来事が起きたのではないか、という事だ。
銃槍は、第一次発展期から第二、第三発展期を経て強力な武器へと飛躍的に進化してきている。
それは他の武器も同様であり、我々狩人はさらなる強敵と戦う力を次々と手にする事ができている。

一狩人としては良い事だと考える。
強力な力を得れば、より強力なモンスターを討ち払い、多くの人の暮らしを助ける事ができる。

しかし、果たしてこの循環が続いて行く事が良い事なのかどうか。
力を求め続けた末に我々はいつか、進んではならない領域に踏み込んでしまうのかもしれない。
そしてもしかすると、その域にまで達してしまったのが古の銃槍であったのではないか。


私はハンターである事を誇りに思うし、強力な武器を手にする事に喜びも感じる。
しかし、越えるべきでない一線がこの世界には確かにあるのだろう。

畏れるべき自然の力と最先端技術。その両方に我々ハンターは日頃触れている。
そういう我々こそが、あるいはその一線を正しく見極めなければならないのではないだろうか。


(銃槍記・『遺されし教訓』より抜粋)



今回は随分仰々しい妄想を広げてしまいました。
“越えるべきでない一線”がどのようなものであるか。
それはご覧になったハンターの皆様、それぞれのご想像にお任せしようと思います。

さて、龍木ノ槍自体にはかの“塵粉”を大量に使った事もあり、
形こそあまり好きではありませんでしたが元を取ろうと(笑)よく持ち出しておりました。

攻撃力、属性値共にそこそこという感じでしたが、
本文中で触れた通りに麻痺属性は相手をあまり選ばずに役に立つ事が多く、使いやすい銃槍でした。
PT戦におけるガンランスは次点以降の弱点を突かなければならないシーンも多く、
こうやって異常属性が付いていると多少気を楽にして攻撃ができますね。
見た目に個性的過ぎるものが多いのが悩みのタネですが……(爆)


と、それでは今回はこの辺りで失礼致します。

ここまでお読み頂いた皆様、お疲れ様でした。
宜しければまた次回もお付き合い頂ければ幸いです(ぺこり)

本日もどうぞ、良い狩りを!
  1. 2008/07/24(木) 07:33:38|
  2. 銃槍記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

くっ

ドスで、このガンスを作成して狩猟にもっていったところ・・・「全然麻痺しねえよ」「うわっ素材もったいない」等、色々と罵詈雑言を浴びせられた憶えが・・・私の腕もかなり未熟だった為に、こんな悲しい言葉を投げかけられました。それ以後は部屋のオブジェとして・・・
  1. 2008/07/24(木) 12:47:01 |
  2. URL |
  3. Gou #-
  4. [ 編集]

過去

確か、モンスターハンターの世界は、高度な科学技術を持つ文明が滅んだ後の世界なんですよね。
なぜ滅んだのかと言うことについてはほとんど触れられていないらしいですが。
で、太古の塊とかそういうのはそのころ使われていた武器であると。
塊から作られる武器はどれも強力なものです。
しかもこれらの塊から作られた武器は、技術の問題で、まだオリジナルより完成度は低いとのこと。
こういった強力な武具をいくつも生み出すことが可能だったなら、古龍を打ち破ることだって簡単だったかもしれませんし、その特殊な素材を加工することも容易だったかもしれません。そして生まれたのが龍木ノ槍であると。
ここから私のメチャクチャな推測です。
高度な技術を持つ文明がなぜ滅んだか。それは、大きな戦争があったから、ではないでしょうか。
『ガンランス』と言う武器は、元は戦争のため、対人戦を制すため生み出されたものなのでは・・・・・・と思います。
砲撃、竜撃砲。これらは対人戦においてすさまじい威力を発揮すると思いませんか?
高度な技術から生み出された強固な鎧だろうと、砲撃の爆炎の前に砕け散っていく。
滅んでしまった直接のきっかけはわかりませんが(核爆弾みたいなものが開発されたとか・・・・・・ないですかね)、その戦争において、『ガンランス』はすさまじい活躍をしたのではないかと。
こんなものは封印してしまわなければならない、と、生き残りの竜人族たちはそれらの製法を自分たちの種族にのみ与え、世に出回らないようにしてきたのではないでしょうか。
が、月日は流れ、ある日工房が狩猟用の武器として再び『ガンランス』を復活させてしまった、と。
ガトリングランスを軸に、工房が偶然にも同じスタイルのものを完成させてしまったのか、それとも実は古塔やどこかから設計図を見つけ出して、それを元に作ったものなのか、それはわかりませんが・・・・・・。
過去の『ガンランス』と言う武器は、何を目的に作られたかはともかく、武器自体はすばらしいものでした。ランスを軸に、どんなに硬い甲殻だろうとおかまいなしにダメージを与える砲撃・竜撃砲。
竜人族たちも、過去の記憶からしばらく技術を出し渋っていたものの、銃槍開発の停滞を見て、この技術が世に出ないままいずれ失われていくのではないかと考えると、少し残念に思ったのではないでしょうか。
というわけで、狩猟用の武器としてなら、ということで、ずっと秘密にしてきた龍木ノ槍の製法を教えたのではないでしょうか。
ここから特に関係のない話ですが、戦争の後しばらく姿を消していた古龍が、ドスの時再び姿を現しました。
これは一体どういうことを意味しているのでしょうか?
この辺はHUNTER'S LOGさんのところで見たような気がするんですが、思い出せないので私の推測です。
力を持ちすぎた人間を戒めるためにやってきたのではないでしょうか。
たびたび街を襲ったりするのはそのためではないのかと。
しかし、人間たちはハンターの力によってこういった古龍たちをも打ち破ってしまいます。
その結果、どうなったか? 古龍素材を用いた、強力な武具が生み出されました。
工房の技術も日々進歩しています。歴史は繰り返す、とどこかで聞きました。
『越えるべきではない一線』。もしかしたら私たちハンターは、もうその一線を越えてしまったのではないでしょうか・・・・・・。
今回はほぼ全て私の妄想ですいませんでした。
  1. 2008/07/24(木) 16:52:27 |
  2. URL |
  3. Night #Ik3TjJOs
  4. [ 編集]

こんにちは。
今回は龍木ノ槍ですか。
なかなか渋いラインナップになってきましたね。
開発のバックボーンの話はNightさんもされているようなのでヤマツ武器全般の話をしたいと思います。
龍木シリーズはデフォルトでの切れ味は普通ですが、切れ味+1を発動させると白部分のゲージが結構伸びます。
ここからは想像なのですが、古代の戦争のときに切れ味+1はデフォルトで発動していたのではないかと
つまり今ある全ての武器の本来の切れ味は+1のほうではないかと思うのです。
工房の技術開発は現在武具の発展の主眼が置かれていますが、戦争となれば保守部分の技術開発が不可分です。
最近デフォルトで白、+1で紫のゲージが追加されました。
きっと竜人族あたりが新しい研磨技術もしくは封印していた技術を公表したのではないかと。
それはきっと古龍種の活動やミラ3種の復活、ティガレックスやナルガクルガ、アカムやウカムなどの古代飛竜種の発見とも関係あるのかも知れません。
なにせ辺境の雪山の村にまで伝説の龍の討伐依頼がくるのですから(笑)
穏やかな狩猟と採取の日々が少しずつ侵食されていくような気がしてすこし怖くなってきましたね。
願わくばハンター達が健やかに狩猟できる日々が続くことを願っています。
  1. 2008/07/25(金) 08:37:04 |
  2. URL |
  3. moto #-
  4. [ 編集]

お返事>Gouさん、Nightさん、motoさん

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>Gouさん

いらっしゃいませ^^

野良回りでの出来事なのでしょうか。それは辛い思い出ですね……;;
確かにdosでのガンランスは満足な攻撃性能を持ち合わせてはいませんでしたが、
それにしても使う人の気持ちをもう少し慮って欲しいなと思います。
(求人区などで、効率を最重視する場合は仕方のない事かもしれませんが(滅)

麻痺に関しては確かに手数を一気に入れられる片手剣・ハンマーに比べると瞬間的な蓄積量の見劣りはしますが、
場合によって回避→再接近という空白の時間を取らずに蓄積値を維持、累積していけます。
決して龍木ノ槍も劣らずに役に立っていると思いますよ。
それ以前に近接武器の異常属性はあくまで確率発動なのですから、発動したらラッキーくらいに思わなければ……。
近接武器の麻痺をあてにするのだったら、まず自分が麻痺弾を撃てるボウガンを握れば?と思います(笑)

素材……あれはもうとにかく、塵粉に関する仕様が悪いのです。
確かに龍木ノ槍には塵粉を4つ使うだけの意味は薄いかもしれませんが、しかしそれは使う人次第。
素材がもったいないかどうか、それは龍木ノ槍を担がない他の人に決められる事では無いはずです。

しかし自分も野良回りをしていた頃は、やはりそういう人たちにもよく出会いました。
(武器指定部屋などではなく、のんびり部屋を回っているはずなのにです(笑)
例えハンターナイフであろうと超絶一門であろうと、その狩人は自分なりに思うところあってその武器を担いでいるはず。
それをどうして簡単にこき下ろす事ができるのか……自分の価値観が唯一絶対であるとしか考えられないのでしょうか。
だとしたらネットゲームのマナー云々以前に恐ろしい事です。

一方でそういう人たちは確かに一部であり、
自分が扱う事のない武器たちとの共演を楽しんでいる狩人たちが大勢います。
もしGouさんが再びドンドルマに立たれる事があったら、ぜひ龍木ノ槍を使ってあげてみてください。
きっと良い出会いがあると思います(少なくとも自分は喜んでお供すると思います(笑)

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>Nightさん

今回のコメントを拝読して、非常に驚きました。
と、いうのも自分が想像している歴史の流れとほぼ一緒だったからです。

ガンランスやボウガンという武器は特に、いつかその力が内側(人類)に向けられるような気がしてならない武器です。
現状でも(あくまでお遊びの域ですが)この二種は対人能力が非常に高い。
外側(自然)からの脅威を討ち払い尽くしてしまったのち、その力がどこに向くのか想像に難くありません。

古龍は、あるいは自然が人類に対して発する警告そのものであるのかもしれませんね。
その存在が結果として武器開発技術の発展に繋がっていくのは皮肉としか言いようがありませんが……。
越えるべきでない一線。それは本当は外側にではなく、内側にこそあるのかもしれません。

大変読み応えのあるコメント、ありがとうございました!

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>motoさん

なるほど、龍木系の武器は白ゲージがかなり長いとは思っていましたが、納得のいくご意見です。

絶滅していたと思われていた種の確認や、古龍の跳梁……人類の生活圏が広がっていっている事の証でもありますが、
ヤマツカミが目覚めた事やアクラ・ヴァシムの蠢動など、あまりにもタイミングが良すぎるような気もします。
(もちろん新しいモンスターを出す、というゲーム的な意味合いでの理由が大きいのでしょうけれども(笑)
竜人たちもそういう異常を少なからず感じ取って、密かに伝えてきた技術を世に出す事にしたのでしょうか。

過ぎたるは及ばざるが如し。
生活圏を広げていく発展期においては難しい事かもしれませんが、
彼の世界の人々にも時々は立ち止まって、自然との付き合い方をじっくりと考えて欲しいものですね。

--------------------------------------------------

今回もコメントを頂きまして、ありがとうございました(ぺこり)
またいつでもお越しくださいませ。そしてどうぞ、良い狩りを^^
  1. 2008/07/25(金) 21:49:50 |
  2. URL |
  3. ラーム #UzUN//t6
  4. [ 編集]

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 「村を覆う翼、炎を内に隠す」
 「銃光鋭く撃ちだす浪漫」
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 「未知を歩む森人、道を示す狩人」
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