老人と森丘

ゲームソフト『モンスターハンター』シリーズのプレイ記録、及び雑記です。

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銃槍記・『ナイス・ジョーク』より

ラームです(ぺこり)

今回は銃槍記から一文をお送りします。


銃槍という武器の歴史は、それを作り上げる職人と運用する狩人の苦悩の歴史でもありました。

しかし、真剣な苦悩のみが閉塞した状況を打破するとは限りません。
時に息抜きに飛ばした冗談が、新たな可能性を導き出す事もあるのです。




第一次発展期も最後期に入ると、狩人と職人双方の間で銃槍の攻撃性能の低さが問題視されるようになってくる。
その一因として、銃槍に属性が付与された武器が存在していなかった事がある。
当時は牙獣種、甲殻種などの明らかな弱点が存在しないモンスターが多く狩猟対象として認知され始めた時期である。
属性による副次的な打撃力は自然その重要性を増し、属性が付与されていない武器は軽んじられる傾向があった。

武器の安定性は確かに重要である。
しかし、それを重視する余りその武器が狩猟に用いられないのであるならば、それは本末転倒ではないか。

このままでは銃槍という武器種の存続が危ぶまれると危惧した一部の職人達は、
一度は凍結された属性付加銃槍の開発を密かに再開。
工房にもたらされるようになっていた“上位”モンスターの素材を使った試作品を次々と作り出していく。

その多くは未だ技術が未成熟な事による深刻な問題を抱え、失敗作として世に出る事無く消えていった。
しかし、その中には武器バランスの調整に成功して実用化された銃槍も存在したのである。
ゲリョスの素材を用い毒属性を備えた『ハードヒッター』は、まさにそうした経緯を経て誕生した銃槍であった。

偉大なる強打者

この銃槍、最初は何とある職人のたわいもない冗談から着想を得て作られたのだという。

しかし納得できる話でもある。
周知の通りゲリョスの素材は軒並み耐火性が低い。
その素材を用いて銃槍を作ろうなどとは、冗談でもなければ思いつくまい。
冗談からどういった経緯で本格的な試作に移行したかのかは不詳であるが、
強靭な上位素材を用いた試行錯誤の末、本機は完成した。

最大の特徴はその外観であろう。
元が冗談であったからか、本機には原型となるフレームが存在しない。
現行技術を参考にしながらも一から組み上げられた完全なオリジナルである。
拡散型砲撃機構と貯毒槽を併設した砲身は従来の銃槍と比して非常に巨大で、一見銃剣も撃針も見受けられない。
実際には先端外周部に極小の針が無数に埋め込まれており、
これが内部に充満した毒液を対象に注入する撃針としての役割を果たしているのであるが、非常に特異な印象を受ける。

基礎構成材は耐衝撃性に優れたライトクリスタルであり、拡散型砲撃と竜撃砲の発射に十分耐える事ができる。
また外装をはじめとして要所に毒の浸透率が低いゲリョスの上皮(耐火性を考慮して腹部・脚部の皮が用いられる)を配し、
貯毒槽の毒液が外部に漏れて使用者に影響を及ぼす事が無いよう配慮されている。

そして肝心の攻撃性能は、どこか愛嬌のある外観からは想像がつかないほど高い。
毒袋由来の毒液の毒性は非常に強力で、中毒症状によって大幅に生命力の低下が見込める対象には極めて有効である。
また直接的な打撃力は最高峰の銃槍には及ばないものの十分な性能であり、
拡散型砲撃もレベル2相当と強力と死角が無いように見える。

が、この銃槍には唯一にして最大の弱点がある。それは“切れ味”が非常に悪い事である。
微小な針を撃針としているために、殺傷力は十分でも銃槍の生命線である攻撃の“通り”が良くないのだ。
“緑”クラスの切れ味を維持するのは難しく、本機を運用する狩人は概ね“黄”クラスの切れ味での戦闘を余儀なくされる。

しかし逆に言えば攻撃さえ通れば非常に強力な銃槍であり、
一定水準以上の“見切り”技能を持った狩人であればこの銃槍の性能を十分に活かす事もできる。
実際に我々狩人にとって真の“英雄の証”の一つとされる、
二頭の角竜単独討伐すらも本機の強化発展型『ビッグスラッガー』によって成された記録が残っているほどである。

恐るべき可能性を秘めた名機ではあるが、
惜しむらくはその外観のあまりの特異さからであろうか、ドンドルマでは使用者をあまり見かけた事は無かった。


「打撃武器だろう」

「どこで切っているのか分からん」


やはり自分が命を預ける武器は、性能を納得できる外観であって欲しいというのも人情ではあろう。
その由来を聞けば納得できる外観ではあるのだが。


冗談から生まれた、冗談のような外観を持つ武器。
しかしながらその性能は文字通り冗談ではなかった事を私は知っている。

銃槍の歴史に不意に浮かび上がったこの異形の銃槍は、あるいは時代に抗う職人達の魂の形であったのかもしれない。


(銃槍記・『ナイス・ジョーク』より抜粋)



見た目と切れ味から敬遠される事も多い銃槍ですが、実際に恐るべき攻撃性能を秘めた銃槍です。
毒が効果的に効く相手であればガンチャリオットやブラックゴアキャノンに勝るとも劣らない攻撃性能を発揮し、
特に弱点以外を攻撃する機会が多いPT戦においては信頼性の高い武器でした。

野良でも割と使用機会が多かった銃槍で(それでも雰囲気が良い時にしか持ち出せませんでしたが(笑)、
これに似合う見切り+1装備を作ってあげようと思っていたのですが……ついに今まで作れていません。
今度また真剣に考えてみようと思います。


と、それでは今回はこの辺りで失礼致します。

ここまでお読み頂いた皆様、お疲れ様でした。
宜しければまた次回もお付き合い頂ければ幸いです(ぺこり)

本日もどうぞ、良い狩りを!
  1. 2008/07/07(月) 20:51:21|
  2. 銃槍記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

実は

私の周辺で、これをより好んで使用していたヒトがいましてw 私はこの姿を見る度に、これのどのへんが気にいったの?と素朴な質問を投げかけました。そのハンターは「格好いいだろ、これ。」と反論を許さぬような言動。
「そ、そうなんだ」正直、なによりラームさんの記した文中にもあるように、どうやって攻撃するんだろ?というのがこの武器から私を遠ざける結果となりました。
砲もろこしとかもどういった構造になっているのか、いずれラーム書記官の意見を伺いたいと思っています。
  1. 2008/07/08(火) 18:46:38 |
  2. URL |
  3. Gou #-
  4. [ 編集]

ゴム皮のバット>Gouさん

Gouさん、いらっしゃいませ^^

おぉ、ゲリョガンス愛用の方が身近にいらっしゃいましたか!個人的に応援させて頂きたいですw

いや、確かにあの銃槍はぱっと見非常に個性的な外観をしておりますが、
実際これで戦ってみると大型のキャノンをそのまま振り回しているような感じで、結構カッコいいのです(笑)
P2シリーズでは切れ味も向上してさらに強力な銃槍になっておりますし、
この銃槍に似合う防具セットを組み上げてみるのも面白いのではと思います。

しかしまあ、ゲリョガンスや龍木ノ槍には「どこで切ってるんだ」という雰囲気がどうしても付いて回るのも確かですね。
dosで最初見た時は間違いなく打撃武器だと思っていました。
(仮に打撃武器だとしたら、ゲリョガンスなどはゴム皮ですから凄い勢いで弾かれそうですね(笑)
今回の妄想では先端外周部に針を埋め込んである事にしてありますが、
もしそうだとしたら衝撃でどんどん落ちていく針を定期的に埋め直さないといけないのでしょうね。
猛毒を含んだ針を辺り一面に撒き散らしながら戦う狩人……うーむ、環境に厳しいです(爆)

ともあれゲーム中においては非常に強力な銃槍ですし、近作では砲撃が通常型になって扱いやすくもあります。
もし気が向かれましたらグランドスラムG辺りを担がれて、
御猟友と一緒に猛毒の包囲網(ガンランス版)として狩猟に出かけられるのも面白いかもしれません(笑)

砲モロコシについては色々と考えてはいるのですが、まだ「これだ!」という妄想がでてきませんですねw
ですが一見ネタ的な武器についてこそ、あれこれ考えるのが楽しくもあります。いずれしっかりと記そうと思います。

今回もコメントを頂きましてありがとうございました(ぺこり)
またいつでもお越しくださいませ。そしてどうぞ、良い狩りを^^
  1. 2008/07/08(火) 23:44:10 |
  2. URL |
  3. ラーム #UzUN//t6
  4. [ 編集]

こんにちは。
今回も楽しく拝見させていただいています。
さてゲリョス系のガンランスですか。
この武器は私もかなりのお気に入りです。
記事では針が埋め込まれているとなっていますが、確か記憶では「削る」と表現されていたような。
よくみると先端の部分がノミの刃を環状に並べたように見えるはずですよ。
ライトクリスタルはいったいどこに使っているのか今まで不思議でしたがなるほどですね。これからも銃槍記楽しみにしています。
それではまた。
  1. 2008/07/09(水) 08:45:11 |
  2. URL |
  3. moto #-
  4. [ 編集]

削り撃つ>motoさん

motoさん、いらっしゃいませ^^

今回も拙文をお読み頂いてありがとうございます。
motoさんにとってもお気に入りの武器なのですね。実はファンが多いのでしょうか(笑)

ゲリョス系銃槍の攻撃手段ですが、自分のイメージとしてもまさに「削る」でございます。
記事に記した先端部針説であれば、剣山でひっかく(痛そうですね><;)ような感じかと。
しかし丹念にノミの刃状に加工した上皮の一部を先端部として「削る」というのも良い感じですね。
ひょっとしたらそっちにライトクリスタルを使っているのかもしれませんし、素材的に納得できるような。

しかし、こうやって別方向からのご意見も頂けるのは本当に嬉しく、また楽しい事です。
またそれぞれの銃槍について日頃お考えの事がありましたら、どうぞお寄せくださいませ^^

今回もコメントを頂きまして、ありがとうございました。
またいつでもお越しくださいませ。どうぞ、良い狩りを!
  1. 2008/07/10(木) 13:11:38 |
  2. URL |
  3. ラーム #UzUN//t6
  4. [ 編集]

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