老人と森丘

ゲームソフト『モンスターハンター』シリーズのプレイ記録、及び雑記です。

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銃槍記・『序文』より

ラームです(ぺこり)

今回はいつもと少し趣を変えまして、ガンランスという武器に関する考えを記してみたいと思います。
と、言いましてもとても一回では記しきれないので何回かに分けてとなりますが(笑)

この一連の記事は『Lahm(ラーム)』という一ハンターが記した、
『銃槍記』という書物から抜粋したと言う形で書き進めていってみようかと思います。

一応申し上げておきますと、この記事に記す事は全てラーム個人の考えや妄想で、
他のハンターの皆様にこの記事の設定を押し付けるものでは決してありません。
フィクション物をご覧になるような感じで、気を楽にして(笑)お読み頂ければ幸いです。

それでは、そういうものも大丈夫、という方はどうぞご覧下さいませ。




私が初めて銃槍、いわゆるガンランスを手にしたのは、とある村でハンターとして活動していた時であった。

ある時私が村の武器工房に赴くと、新たな武器種が街の工房から届いた設計図により生産可能になったと言われた。
完成予想図と性能予想を記した紙片を受け取って目を通し、私は正直『何という無茶な武器だろうか』と思った。

ランスの定点攻撃能力にボウガンの砲撃能力を加え、
さらに飛竜のブレスを応用した“竜撃砲”なる強力な砲撃を放てる武器だとそこには記してあった。

その武器、『アイアンガンランス』の形状は、以前遠方の街で手にした事のある『ガトリングランス』によく似ていた。
ガトリングランスはフレームに上質の鉱石、内部の発火機構に空の王リオレウスの骨髄を用いたランスで、
盾裏に備え付けられた爆薬を装填し、内部発火機構によって小規模な爆発を起こして突き込んだ砲口から噴射、
通常の刺突攻撃に加えて火属性による打撃を与える武器である。
この武器は内部の爆発に耐えられる良質な鉱石を大量に使っていたし、また同様の理由で銃剣部の耐久性も高く、
鉱石系の武器は属性攻撃力が低いと言われていた当時においては画期的な武器であった。
私自身ゲリョスなどの狩猟に向かう時はよくこのランスを持ち出し、その性能に助けられたものである。

おそらく工房組合もガトリングランスの高い性能に着目し、
これを基点として独立した武器系統の新たな開発を目指したのだと思う。
しかしながら、この武器の問題点は素人目にも明らかであった。

まず、耐久性。
性能予想を見るに、砲撃や竜撃砲の使用時には明らかにガトリングランス以上の負荷が銃剣部や砲身にかかる。
砲撃、竜撃砲の威力は通常の火属性武器の属性攻撃よりも遥かに高い。
例えて言うならば、爆炎よりも爆発そのものの衝撃で目標に損害を与えるタル爆弾や拡散弾のそれに近いのである。
それなのに、基礎素材は安価な鉄鉱石を主としている。
陽光石という当時の新素材がこの武器の耐久バランスをかろうじて保っていたが、それも最低限のラインであった。
砲撃や竜撃砲を使用するたびに、我々ハンターの言うところの“切れ味が落ちる”事は免れ得ない。

次に攻撃能力。
銃剣部は砲撃によって受ける負荷を軽くするために薄い刃状に限定せざるを得ず、
ランスが持つ貫通能力の再現はおろか、通常の切断武器と比較してもやや低い性能にしかならないように思われた。
また、砲撃、竜撃砲の機構を組み込んだ事により、武器に他の属性を付加する事は当時不可能であった。
(火は砲身冷却の問題、水と氷は属性素材劣化の問題、雷と龍は銃槍の機構そのものに深刻な影響を与えていた)
砲撃とて水準以上の打撃力を持っているのだが、一撃で通常打撃と属性打撃を加える属性武器に比べ、
砲撃の使用はそれそのものが通常攻撃の一撃に値する時間を要する。
より高火力を求めたはずの武器であるのに、最終的な総合火力は通常の属性武器に劣る事になってしまっていた。
当時の工房関係者に後に聞いたところ、その時はどうにか実用武器としてのバランスを保つだけで精一杯だったと言う。
宜なるかな、という他は無い。

明るい材料としては武器重心の都合上、やや上方に繰り出す事になった防御姿勢を維持しながらの攻撃がある。
この攻撃はランスのそれに比べて打撃力を損なわずに繰り出せる事が判明していたが、
それも副次的な産物であり、銃槍使用時に取りうる基本的な動作を研究した運用試験者の努力の結晶であった。

銃槍は当初、以上のように欠点ばかりが目立つ武器であった。
多くのハンターが目新しさに手にしつつもその扱いにくさにすぐに手放したと聞いている。
が、私はこの銃槍という武器に“何か”を感じ、その後も長く使い続ける事になった。

銃槍を手に

“何か”が何であったのかは今もってはっきりとは分からない。

多くの銃槍を愛好するハンターがそうであるように、その性能に“浪漫”を求めたのか。

ガトリングランスの成功に満足せずに新たなる可能性を見出し、
ランスという既成の枠に囚われる事無く新たな武器を作ろうとする武具職人たちの気概に感じるものがあったのか。

あるいはただ単に性に合っていただけなのか。

ともかく確かな事は私が砲声に魅せられ、ハンターとして割合長い時間を銃槍と共に歩んできた、この一事である。

銃槍と言う武器がどのような道程を歩んできたのか。
その時代時代に現れた、個々の銃槍がどのようなものであったか。
銃槍を手にしたハンターたちの狩猟がどのようなものであったか。

この書では私が今まで共に歩んできた銃槍という武器に関する様々な事柄を、新旧を問わず記そうと思う。
多分に私の主観が含まれる事もあると思うが、読者諸氏においてはその点を加味しつつ読み進めて頂きたい。

この書がいつか、誰かにとって何かの役に立つ事があれば幸いである。

(『銃槍記・序文』より抜粋)



と……まずはこんなところでしょうか。
ガンランスカタログのような感じで書き進めていくのを予定しておりますが、どうなる事やら(笑)

それでは今回はこの辺りで。
ここまでお読み頂いた方、本当にありがとうございました(ぺこり)
宜しければまた次回もお付き合い頂ければ幸いです。

本日もどうぞ、良い狩りを!
  1. 2008/05/03(土) 04:12:46|
  2. 銃槍記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

おぉ(≧▽≦)

凄く詳細であり、納得の出来る内容ですね。このままエンターブレイン発行の、あの本に説明文として表記されていてもおかしくないものがあると思います。物凄くガンス愛を感じました。 ファミ通の大塚さんに読ませてあげたいですね。次回も楽しみにしています。
  1. 2008/05/03(土) 21:02:18 |
  2. URL |
  3. Gou #-
  4. [ 編集]

ありがとうございます!>Gouさん

いらっしゃいませ!(ぺこり)

いやはや、妄想力全開の文章をお目にかけてしまいましたが、
評価を頂きまして大変ありがたく思います。

ブログを記し始めてから、ガンランスに対する自分なりの考えをいつか記したいと思っておりましたが、
気恥ずかしさもあってなかなか書き出せないでおりました。
しかし最近になってせっかく自分の考えを記せる場があるのだから、と改めて決心をして記し始めた次第です。
ガンランスそのものや、個々の銃槍たちが持つ魅力も同時に表現できていければと思っておりますが……さて。

>大○さん
 あの方が記される記事にはいつもモンハンと銃槍に対する深い思い入れが見て取れて、いつも楽しく拝見しております。
 自分もああいう、読んでいて楽しくなるような文章を書ければ良いのですが……(笑)
 いつか何かの拍子に(笑)読んで頂いた時に、恥ずかしくないような文章を記せるよう精進しておきましょうか。


次回も楽しみとのお言葉、大変励みになります。
『銃槍記』は日々の狩猟記録の合間を埋めていくような形で記されていくかと思いますが、
ひとつ今後とも宜しくお願い致します。

今回もコメントを頂き、ありがとうございました(ぺこり)
またいつでもお越しくださいませ。そしてどうぞ、良い狩りを!
  1. 2008/05/04(日) 05:15:21 |
  2. URL |
  3. ラーム #UzUN//t6
  4. [ 編集]

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 「村を覆う翼、炎を内に隠す」
 「銃光鋭く撃ちだす浪漫」
 「竜撃紳士」
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 「爆葬の黒鳥」
 「未知を歩む森人、道を示す狩人」
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